わかった風のことを書くBLOG

仕事(IT)のはなしや、地元(沖縄)の話などなど記載してきます〜

AWS料金の割引について -リザーブドキャパシティ-

 今さら次郎な感じはありますが、AWSでは一定使用量をコミットする事によって割引を受けられるリザーブドキャパシティという契約があります。こちらは契約内容(割引適応量)や割引金額は公表できませんが、そもそも知らんかった!という人のために概要をご紹介します。

f:id:parasan:20140113042353p:plain

引用:Amazon CloudFront Pricing

なにができるの?

  • 毎月一定量の利用(最低利用料金と読み替えても良いです)を約束するとお安くしまっせ
  • 各サービス毎に契約(EC2,CloudFront,RedShift等・・・)
  • 12カ月〜契約可能

予約容量とは、お客様に 12 か月またはそれ以上の月間最低使用レベルを約束していただくオプションで、その代わりに大幅な割引価格を提供するものです。予約容量契約は、単一の領域からの毎月のデータ転送量 10 TB が最低ラインです。約束していただく使用量が多ければ、追加の割引が適用されます。

引用:公式サイトより

 最低料金をコミットなのでこちら、10TBを絶対使うではなく割引適応後の単価で10TB分の費用は絶対払います。という事を考えて、割引後の価格がお得か以下のように計算できます。


 例)例えば、日本リージョンのCloudFrontの場合


 10,000GB[10TB]×($0.201[GB単価] - 割引金額 ) > 現在の利用料金


 なら、最低利用量(今回の場合10TB)に達していなくてもお得ということになりますし、契約は可能です。あくまでAWS側は10TB行かんくても、使ったとみなしまっせ!というスタンスですので絶対に10TB以上の利用量使ってないとダメ!という事ではありません。

いつ、どこで、どうやるの?

いつから?

  • 翌月の利用料金から割引適応
  • 管理画面のBillから見える利用料金が割引適応金額で表示されます

(適応月の最終週あたりに更新されます * Amazonサポートの答え)



 上記のように、一定量既に利用されている方は大幅に費用削減が可能です。
 サービス毎に条件が違うので費用がかさんでいる部分のみでも適応の検討をお薦めします。


 ※とはいえ契約期間中は最低利用料金を支払うリスクはあるのでやはり、導入の判断は自己責任でお願い致します(何時サービス停止になるか分からないサービスでの適応は怖いですね)。