年頭所感を振り返る
年頭所感をふりかえる
最近、フリーペーパーとかやりだしたのでコラム風に書いてみるテストです。
「何かを長期間、成し遂げるためには考えや行動を一貫させる必要がある」。プロ野球選手イチローの言葉だ。当たり前のことだが、偉大な事を成し遂げる為には決めた事をこつこつと一貫してやりきる必要がある。
我々日本人は年の初めに目標を立てるのが好きな民族だ。企業は「年頭所感」をこぞってメディアに掲載し、私たちの多くは「今年の目標」を立てる。事実、新年に何か新しい事を始めようとする人が多く、資格勉強の申し込みが一月に最も多い。
確かに我々は一年の始まりに目標をたてるのを当たり前のこと、まるでそれが義務であるかのように取り組む。よくよく考えてみると幼い頃から書き初めや神社の絵馬に「今年の目標」を書いてきた。それは我々日本人という民族に脈々と受け継がれてきたDNAなのかもしれない。
今では個人がブログで「今年の目標」を全世界に向けて発信しており、インターネットの世界ではそこら中で今年の目標を見る事が出来る。「資格を取得する」、「素敵なパートナーを見つける」など具体的なものから、「本気を出す」などその内容は様々だ。
さて、それから早一カ月がたち、二月になった。読者諸君の今年立てた「断固たる決意」の進捗はいかがだろうか?語学の習得に取り組んでいるだろうか?素敵な彼氏・彼女づくりのために合コンに出かけているだろうか?そろそろ自分を変えて本気を出す頃だろうか?
著者自身はもはや昨日食べた晩ご飯を思い出すのも難しい状態で、新年の目標なんてイスカンダル*注1より遠いところにいっているが。。。
それはさておき、この記事を書きながらソチオリンピックをテレビで見ていると一年どころか何十年と目標を忘れず、一貫して物事に取り組んできた超人達なんだなぁとほとほと感心させられる。
我々はよく「前を向け!後ろを振り返るな!」とよく言われるが、実は後ろを振り返ることに真面目に取り組むことは少ないように思う。「今月何したっけ?」「今年何したっけ?」「最近時間が経つのが早いな〜」なんてセリフを吐きながら実は深く考えてないのではないだろうか?
新年の浮かれた熱も、そろそろ客観的に見れるようになってきた二月に、改めて新年に立てた目標を見直してみるのもいいかもしれない。大きすぎた目標を立ててはいなかったか。なぜ三日坊主になってしまっているか。改めて「今年の目標2.0」ともいうべきものを策定してみようではないか。
某有名なマンガ、笑ゥせぇるすまん風*注2に「あなたが決めた事ですよ〜。なぜやらなかったんですか〜?ドーン!!!」と一年の終わりにガッカリする結果にならないように適度に振り返りつつ、目標と付き合っていきたいと思う。