わかった風のことを書くBLOG

仕事(IT)のはなしや、地元(沖縄)の話などなど記載してきます〜

沖縄振興費について

2014年の沖縄振興費が決定しました。

3460億(13年度2.8%増)

と、中々の高額です。


沖縄出身の私としてはその内訳が気になる訳です。
という訳で予算内訳等一次情報にあたってみました。

主な予算


沖縄振興一括交付金:1,671億円(1,613億円)※ソフト:803億円 ハード:869億円
沖縄化学技術大学院:198億円(103億円)
公共事業関係費等 : 1,417億円(1,144億円) ※那覇空港滑走露増設:300億円(130億円)含む
北部振興事業 : 50億円(50億円)
鉄軌道等導⼊課題検討基礎調査 :1.9億円(1.9億円)

気になる所をピックアプ

1. 沖縄振興一括交付金
 ※中身の想像が難しい。自由度が高いです.
 過去の経緯からお金がいるのは良いとして、その他グローバル化をやたら押しています(県庁が掲げている記事最後の資料URLを参照のこと)。
 具体的な施策が知りたいところです。

2. 公共事業:那覇空港滑走路が目玉ですかね。
3. OIST前年比2倍の198億円!私の若かりし頃あれば目指したかもなー。
4. 鉄道、模索しているんですね。確かに欲しいかも


収益の軍依存度(約15%->5%)も大分減少しているようですが、まだまだ経済は育っていない印象です。
県民総取得(約3兆9300億円)に対して3460億の振興費はかなりの金額です。

当初沖縄県側の要請額を上回る金額が承認されたことは案に基地問題の県側の良い答えを期待の現れともとれます。

政治家各位は、いろんなカードを使ってお金を引き出すことをゴールとせず、沖縄21世紀ビジョンの基本理念である「21世紀に求められる人権尊重と共生の精神を基に、“時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支え合う平和で豊かな「美ら島」おきなわ”を創造する。」

に則った活用を切に願います。

[参考]沖縄振興費の必要性

▼沖縄振興策の必要性
1.第二次世界大戦末期の沖縄戦における苛烈な戦禍と、その後26年余り(4半世紀)にわたり我が国の施政権の外にあったこと(歴史的事情)
2.本土から遠隔にあり、広大な海域に多数の離島が点在していること(地理的事情)
3.我が国でも希な亜熱帯地域にあること(自然的事情)
4.国土面積の0.6%の沖縄に在日米軍専用施設・区域の約74%が集中していること(社会的事情)

▼期間延長の理由
1.アジア・太平洋地域との地理的近接性や文化的親和性を生かした交流拠点としての役割発揮による我が国及び同地域の発展への寄与
2.中南部百万都市圏における米軍基地返還に伴う広大な基地跡地の出現
3.年少人口が多いなど本土とは異なる人口構成や、今後も人口増が予想されること
4.広大な排他的経済水域EEZ)及び海洋資源の確保、領空・領海の保全、安全な航行の確保等の島しょ県としての国家的利益の確保への貢献

▼参考
予算概要:http://www8.cao.go.jp/okinawa/3/2014/h26_gaisanyoukyu.pdf
振興策の方針等:
http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/kikaku/yokuaru-okinawashinkousaku.html
http://www.pref.okinawa.jp/21vision/archives2/okinawa21_201004.pdf
http://www8.cao.go.jp/okinawa/pamphlet/okishinhou-aramashi/aramashi-2012.html
http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/kikaku/documents/p4-6.pdf